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日常ってこんなに狭い世界だったっけ?世界は意外と盲目だね!
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これ程素敵な雪も無かったでしょう
これ程愛し合うことも無かったでしょう
タイトル「Christmas Morgue/ハチ」


yy.gif













二人とも11~13くらいの絵だね




本日2個目の記事(一つ目は昨日の絵チャログです><)

かぐらさんが最近うちの子をよく描いてくださるので
ありがたやーということで自慢のターンです。
というかかぐらさんが描く司が面白い(あえて面白いという表現


302469443.pngひいいいかわいいですありがとうございます!!!!!
でもつかにゃんって初めて聞いたぞ!!!

















301776574.png













「司、お前は相変わらず綺麗だな」
「嘘吐きねまこちゃん。私を好きだったことなんて1度だってなかったのに。ねぇまこちゃん靴を買って下さい。赤くて綺麗な靴を」
「ああ。お前の為だったらどんな靴よりも赤くて綺麗な靴を買おう。そして一緒に踊ろう」
「まこちゃんでも私足がないの。足がない女の子でも一緒に踊ってくれる?」

決まってるじゃないですか司さん!と叫んで目が覚めた。頭が割れそうに痛く、汗は滝のよう。
悪夢だ。

「お前にその足がないのが残念でならないよ。」
「私からそれを奪ったのはだれかな?」
「あぁ、知っているさ。だから俺はお前に、誰よりも似合う赤い靴をやろうと言っている!」

まこちゃんが笑いながら私に靴を差し出す、私は履けない。
目が覚めた瞬間、無いはずの足が酷く痛み出した。


「そんな、夢。」
「うん。こんな夢。どう思う?」
「どう思うって、」「素直に言っていいよ。」
「……俺だったら怖いな。」

司がいつまでも歩き出せないのは、その赤い綺麗な靴のせい。
そしてそれを差し出したのは、

※ピンクの真言パートはかぐらさんの文章、水色の司パートと黄緑の真実パートは私が後から付け足したお返しですwwww




そしてだな

http://jinx.in/rcc/g/302591228.png
こんな由&雪描いてもらっちゃったのでこれもお返しに追記書いたよ……
もうなにこれ なにこれ かぐらさん ありがとう だいすっき……!






とまぁ
あの

かぐらさんGJというか


……まさか人様にこんな真面目なもの描いていただけると思わなくて
深夜に脳内が沸騰しましたよねっていう

なので真面目にお返しを書いてみました。
創作でSSってはずいなっていうかSS自体久々に描いたんだけど……。
↑の由貴ちゃんバージョンです。







******




「ゆっこ、何で泣いてるの。」
呆れ半分、真面目半分に問いかける。


ゆっこが泣くのは日常茶飯事だった。
お前は幼児か。へたしたらマリーくらいの頻度で。
どこがいたい、なにかをなくした、ものがこわれた。

こんどは、なにがどうなったの。
窓の外から、泣き顔に問いかける。







「……怖い夢、見たの。」

あぁ、そろそろティッシュがなくなりそう。



「私が死んじゃう夢。」





最後の一枚、これでゆっこはあふれる涙を拭く手段がなくなってしまう。
これからどうすんだ。いや、持ってきてやればいい話なのだが。
で、お前はこれから新しいティッシュで涙を拭くわけだ。
拭く前に死ぬ気か?冗談じゃない。


「でもきっと正夢になるわ。」
「怒るぞ。」

「だって私病気だし。」
「俺もだよ。」

ネガティブな涙がぽたぽた。
だから、拭くものもないとどうしようもないっつーの。





「寿命だとしても……ゆきちゃんより早く来るかもしれないわ。」
その泣き顔で、こっちを見る。
だからさぁ。


「ごめんねゆきちゃん。怒っていいよ。」


自分の手で、その泣き顔を変えられないことに、怒りそうだった。







「確かに俺は、ゆっこより長生きするかもな。」
紫のリボンがかすかに揺れた。



「だって俺成長できないし。」
なんとなく、サッシに足をかけて行儀の悪いことをしてみる。
ゆっこはその行動にちょっときょとん顔。あ、涙が止まってる。


「その分もしかしたら寿命も長いかもしれない、でもそれは」
そのまま、足に勢いをつけて。




「ゆっこを覚えておくための時間なんだ!」



あ。
失敗した。

着地が。




ゆっこのベッドに勢いよくダイビングして、多分ほこりが舞った。
流石にきょとんを超えてびっくりした表情のゆっこにちょっと笑う。

「だ、大丈夫ゆきちゃん!?」
「だからさぁ!」


実はちょっと痛かったなんて内緒。
それより、言いたいことは、

「もしゆっこが死んでも、俺が覚えてる限りゆっこは、だから俺」

言いたいことは。


「……っていうかそんなこというのやめろよ本当、縁起でもねぇ……。」





「ゆきちゃん。」
ぐい、とほっぺに手が当たる。
いつもみたいにべたべたくっつくあの感じ、でもしたことはいつものスキンシップじゃなかった。



「ありがとう。」




「……なにしてんの!?」
急に眉間が熱くなって、ゆっこどうしたお前熱でもあるのかと思ったが熱が上がったのはどう見ても自分の方。あぁ、恥ずかしいやら情けないやら、嬉しいやら。嬉しい?嬉しいのか?よくわからない。
なんにせよ追加でティッシュを持ってくる必要はなく彼女はいつもの笑顔に戻る。
なんか知らんが、大丈夫なんだろう。
そう思うとダイビングも効果があったなぁなど、どうでもいいことを思いながら先ほどのおでこの熱を忘れることに集中した。




ゆっこは時々、いやいつもわけがわからないのだ。
彼女があんなに元気なのに病気だとか、よくわからない。信じたくもない。
ただ彼女が先に立って笑っていてくれるから、早く未来へ行きたいと、願う。
先の見えない未来へ。



******
この子たちの「未来」ってなんだろう。
でも言えるのは、君たちの出会いはまぎれもない運命です。


矛盾点:漫画ではティッシュなくなってない^p^
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